5つのサステイナブルな旅行先
エコツーリズムが話題となるにつれて、近年、訪れることでその地域の維持に貢献できるサステイナブルな旅行先が人気となっています。しかし、具体的にどこがサステイナブルな旅行先か知っている人は、少ないのではないでしょうか。本ブログでは、自然の風景、資源、文化を守りたいと思う人に最適な5つの旅行先を紹介します。
きっと一生の思い出に残ることでしょう。
1. ギリシャ、アロニソス
環境への影響を最小限に抑える
経済が低迷しているギリシャには、観光業による潤いが必要です。せっかくギリシャを訪れるなら、アテネやクレタ島のような多くの人が訪れる地域ではなく、アロニソスに足を運び、地域に貢献してみてはいかがでしょうか。エーゲ海に浮かぶ島、アロニソスは、世界で最もサステイナブルな旅行先のひとつです。アロニソス国立海洋公園(Alonnisos National Marine Park)では、静かな漁村と水中探検を楽しめます。1965年に起きた地震で島の大部分が破壊されました。その後、再建された島は省エネに着目したことで自然への影響を最小限に留めています。
・サステイナブルな行動
街の中央に滞在し、島の中を歩くか自転車で移動するようにすれば、自然への影響を最小限に抑えられます。
・言語のヒント(ギリシャ語)
Πού Μπορώ Να Νοικιάσω Ένα Ποδήλατο? (自転車はどこで借りられますか?)
2. フィリピン
地域社会に還元する。
支援が必要な地域への経済的貢献を考慮するエコツーリズムは、旅行に対する考え方を変えるかもしれません。フィリピンでは、白い砂浜やトロピカルジュースを楽しみながらも、地元経済を元気づけることができます。広大な野生生物保護区を擁する群島のパラワン島に滞在するのがお奨めです。12の国立公園とユネスコの世界遺産を観ることができます。
・サステイナブルな行動
Puerto Princesa(プエルト・プリンセサ)のような芸術品や工芸品市場でお土産を購入しましょう。そこでは本物の手作りの品物を提供していて、お金は地元の部族に還元されます。
・言語のヒント(フィリピン語)
Ginawa ba ito nang lokal?(これは地元で作られたものですか?)
3. サントメ・プリンシペ
本物の体験を求める。
これらのアフリカの島々は、リゾート旅行とは言えないかも知れませんが、釣りやダイビングが楽しめて、観光開発されていない自然のままのビーチがあります。ギニア湾内にある2つの島からなるサントメ・プリンシペは、驚くほどの多くの生物が生息し、旅行ツアーに頼らずに、島の人々の生活を感じることができます。
・サステイナブルな行動
コミュニティの歴史や文化、価値観を持った地元の人々と行くハイキングや野生動物ツアーを予約することをお奨めします。現地で何かに触れる前には、必ず触っていいか確認しましょう。
・言語のヒント(ポルトガル語)
Tudo bem pegar nisso? (触っても大丈夫ですか?)
4. ヨルダン
人権を支援する。
中東では、旅行を通じて人権の向上や地域経済に貢献することは難しいでしょうが、もし、中東に訪れたい場合には、ヨルダンを一つの選択肢としていかがでしょう。この国はユートピアにはほど遠いものの、障がいを持つ人々や女性の保護の分野で歩みを進めています。
・サステイナブルな行動
貴重な資源の使用を最小限に抑えるため、必要なときにのみシャワーを浴び、洗濯をし、洗濯物は自然乾燥にしましょう。
・言語のヒント(アラビア語)
أين يمكنني غسل هذا؟ 'ayn yumkinuni ghasl hatha? (どこでこれを洗うことができますか?)
5. ストックホルム、スウェーデン
エコフレンドリーな旅行先へ。
「水上の美しい都」という愛称を持つ、ストックホルムでは、人口の95%が緑地や公園から300メートル以内に住んでいます。この都市は2010年に欧州グリーン首都賞を受賞し、サステイナブルな生活とエコツーリズムに真摯に根気よく取り組んでいます。
市内のすべてのバスと電車は再生可能な燃料で運行され、地熱発電のような環境にやさしい発電方法で公共の電力は賄われています。都市部で行なわれる「都市農業」も驚くほどの人気です。
・サステイナブルな行動
スウェーデンは特に再生可能な資源に注意を払っています。熱心にリサイクルをして、アルミ缶の回収率90%に貢献しましょう。
・言語のヒント(スウェーデン語)
Var är återvinningen?(リサイクルはどこですか?)
さあ、ロゼッタストーンで現地の言葉を身につけ、サステイナブルな旅行をしませんか。