フランス語 “Bonjour” 以外の、10のあいさつ
フランス語に慣れていない方でも、英語圏で一般的に使われているフランス語をいくつご存じの方もいらっしゃるかと思います。Hors-d’oeuvre(オードブル)やbon appétit(ボナペティ)といった食にまつわる言葉の他にも、英語を話す方はchic(シック)、fiancé(フィアンセ)やdéjà vu(デジャブ)といったフランスの概念も生活に取り入れています。また、一般的なフランス語の挨拶のbonjour(ボンジュール)を知っている方も多いでしょう。
Bonjourは「良い日」を意味し、朝から夕暮れまでで、頻繁に使用する挨拶のため、時間帯や話し相手に応じて、他の挨拶をすることが好ましいです。
より多くのフランス語の挨拶を知っていると自信をもって話せるようになりますし、フランスでは、店内に入る時や地元の人と最初に会話を始めるときに、挨拶をしないのは無礼だとみなされますので、フランス語の挨拶をいくつか知っておくことをお勧めします。
これから紹介する10のフランス語の挨拶を覚えてみてはいかがでしょうか。
1. Bonsoir(ボンソワール)
昼から夜になったら、bonjourからbonsoirに切り替える必要があります。Bonsoirは「良い夕方」を意味し、午後6時以降、または夕暮れ時に使用します。ですが、次に紹介する言葉と混同したり、代わりに使ったりしないようにしましょう。
2. Bonne nuit(ボンヌニュイ)
Bonne nuitは直訳すると「良い夜」を意味します。ただし、ほとんどのフランス人はこの言葉を夜の挨拶には使いません。Bonne nuitは、日本語の「おやすみなさい」にあたる言葉です。
3. Bon après-midi(ボンアプレミディ)
この言葉を直訳すると、「良い午後」ですが、あまり使われることはありません。Bonjourを使い慣れた人が気分転換にbon après-midiを使うとよいかもしれません。ただし、通常は会話の冒頭には使用しません。フランス語を話す方は、英語のSee you soonと同様に「さようなら」と言う意味で、別れ際に使います。
4. Salut(サルー)
Salutの使い方には厳しいルールがあります。形式的ではなく、かなりカジュアルな挨拶なので、salutは親しい友人との挨拶にのみ使用するのがよいでしょう。
5. Quoi de neuf?(クワドゥヌフ)
このフランス語のフレーズは、「最近どう?」という意味で、カジュアルな挨拶として使うことができます。英語のWhat’s up?もそうであるように、quoi de neufはスラングであり、友人や家族の間でのみ使用するのがよいでしょう。
6. Allô?(アロ)
Allôは日本語の「もしもし」にあたる言葉です。電話を受けたときや電話の向こう側に誰かいるかどうかを判断するために使う言葉で、英語のHelloのように面と向かって会話する時の挨拶ではありません。
7. Coucou?(ククー)
Salutもカジュアルな表現ですが、coucouはさらにカジュアルな挨拶です。訳すと「やあ!」という意味になる、くだけた挨拶です。お分かりだと思いますが、フランスの文化では、道端でこの言葉を叫ぶと、粗野な人だとみなされるかもしれませんので、特定の状況に限って使えるスラングです。
8. Bienvenue(ビアンヴニュ)
Bienvenueは「ようこそ」という意味です。あなたがホストとして自宅や特定の空間に誰かを歓迎していることを表現しています。コンシェルジュがあなたをホテルに歓迎する時に使う言葉かもしれません。ちなみに、Concierge(コンシェルジュ)も英語で一般的に使われているフランス語の一つです。
9. Enchanté(アンシャンテ)
このフレーズは、フランスの文化、あるいは少なくともロマンチックなバージョンのフランスの文化を体現しています。Enchantéは「あなたに会えてうれしい」をよりあたたかく表現した言葉で、「あなたに魅せられた」または「あなたに魅了された」と訳すことができます。初めて会う人に出会えた喜びを表現し、会話を良い雰囲気で始められます。
10. Comment allez-vous(コマンタレヴー)
Comment allez-vousは「お元気ですか?」や「調子はどうですか?」をより形式的にした言葉です。同じことをよりくだけた調子で言いたい場合は、Ça va ?(サヴァ)というフレーズを使うのがよいでしょう。紛らわしいことに、Ça vaは「お元気ですか?」に対する返答にも使うことができます。他の言語同様、文脈が重要なのです。
さあ、ロゼッタストーンでフランス語の便利な表現を身につけましょう。